食に関するこだわり、変遷

山の中の村で
少々おかしな生活をしている
僕であります。

食に対するこだわりも
いろいろとありました。

周りからもそんなふうに
見えるんでしょうね。

「普段なに食べてるんですか?」とか
たまに聞かれます。

昔は口から入れるもの、
いろいろと考えたりしていましたが、
最近はさほどでもありません。

なんでも食べます。
あ、酒だけは飲まないか。

外食はほぼしませんので、
食事は基本、自炊。

料理に砂糖はほぼ使わないですね。
揚げ物もめんどくさいのでしませんね。
最近は小麦をそんなに食べませんね。

それくらいでしょうか。

ご飯と具沢山の味噌汁があれば
それがメインディッシュ、365日それで十分、
サイコーです。

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こだわりの食生活

昔はいろいろと
こだわりがありました。

山の中に移住して
自然農をすることになっちゃって、
いや自然農、したかったんですけども。
そんな人ですから、当然。

米も野菜も無農薬で、とか。
毎日そんな感じ。

そういうのがカッコいいかな、とか
思ってたところもあったんでしょう。

最近は割とどっちでもいいか、
みたいな。

無農薬好きな人は多いですから、
嫌われそうですが。

少しずつ自分の考えが
変わっていったのですが、
そのきっかけになったことがありました。

自分で作らないと

菜種油を作ったことがあったのです。

菜種を畑に蒔いて
秋には一面が黄色の花になります。

花が終わって
鞘が枯れる頃に収穫します。

菜種の種は小さいから
収穫は大変だった気がします。

それでもなんとか
10キロくらい収穫して、
圧搾してもらいました。

圧搾は業者にお願いしたかな。
3リットルくらいになったでしょうか。

その油が、めちゃくちゃ美味しくて。

とんでもなく美味いのです。
飲めるレベル。

油臭さなんてどこにもありません。

その油を使い切ってから、
同じような美味しい油を求めて、
いろいろ買ってみたのです。

これが全然ダメ。

どんなにお高い菜種油も
油臭くて別物なんです。

ラベルの表示だけ見れば
同じような作り方なのです。

だけど、味は全くの別物でした。

それで僕が思ったのは
自分で作らないと
あの味は体験できないんだな、、ということ。

それは自分で作ると3割増し、
という意味ではなくて
商業ベースにするならば
何かを犠牲にせざるを得ない、ということです。

特に油はそういうことが
顕著に表れるのかもしれません。

だけど、本当に美味しいものは
流通できないのかもしれない、、
と僕は思ったのです。

レベルが違いすぎて

自分で作ったものと
流通しているもの、
そのレベルが違いすぎて
なんだかどうでも良くなってきました。

どうせ、
食べるもの全てを自給するなんて
無理なんです。

それは実際にやってみたら
わかるかもしれません。

自給自足好きな人も多いですから
これも嫌がられそうですが。

そんな感じで段々と
食事に対するこだわりは
少なくなっていきました。

と言っても、加工食品なんかを
すすんで食べる気はしませんから
普段の食事は特に変わりません。

無農薬じゃない野菜を食べるときに
ちょっと思うところがある、とか、
加工品を食べるときになんとなく嫌だな、とか
〇〇だからどうせ美味しくないでしょ、とか
そんな神経質な感覚が無くなっただけです。

なんでも食べるように
なっていきました。

それからしばらくして、
ピロール米、
というものに出会ったのです。

ピロールの衝撃

ピロール農法を知って
初めは訳がわかりませんでしたが
少しずつ勉強するうちに
これは面白い、、と思うようになりました。

それで同時に
ピロール米を食べたい!
と思うようになりました。

僕はなんでも
毎日そうしないと気が済まないのです。

毎日毎日、
ピロール米を食べたい!
のです。

ピロールの田んぼも
自分でやることにしましたが、
ピロール米が採れるのは
その時にはまだ先の話でしたから
いろんなピロール米を買って
食べ続けてみることにしました。

初めの印象は
マ〜普通にうまい、
みたいな感じだったかな。

だけど
ピロール米を食べ続けるうちに
ある日、事件が起こります。

ピロール米が無くなっちゃったので
前に食べていた
自然農のお米をもらって食べたのです。

いつも通りに炊いて
いつも通りに口に入れた瞬間、
アレ??

味がしないのです。

肝心なアレがないのです。

それはピロール米を3、4ヶ月
食べ続けていた頃でしたでしょうか。

何かを感知する能力が
開花した、というか
復活した、というか。

その頃、僕が食べていたピロール米は
無農薬もあれば
慣行栽培もあれば、いろいろでした。

「肝心なアレ」は
ピロールかどうか、が肝なのであって
無農薬かどうかは
関係がないようなのです。

農薬の有無で
米の味は変わるかもしれませんが、
その影響は「肝心なアレ」には及ばないのです。

主食はピロール米、それだけ

そんなことがあって、
僕の食事に対するこだわりは
一つだけになりました。

主食のご飯は
ピロール米にする。

それだけ。

だけど、そこだけは譲れません。
それ以外はマ〜いいか、と。
あとはなんでも好きなものを
食べればいいんでないか、と。

誰かと食べるなら
自分では食べないようなものを食べれますし、
それも楽しいですね。

外食はピロール米を出してくれる店がないので
味気ないですね。

野菜やなんかも
ピロールが美味しいですから、、
外食が物足りないのは変わりませんが。

でもこだわりが減ると
楽なもんです。

僕は楽な方が好きだから、
そのほうがいいのです。

急に雑草が伸びてきた、、

ではまた明日〜
いつもご訪問ありがとうございます。

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