ニキビは潰したくなる派ですか?

世界にはいろんな事件や問題があって、
ニュースやネットを騒がせております。

中には偶然を装って
誰かに仕組まれたんじゃないか、、と。

ある事件について、
いわゆる陰謀論と言いますか、
計画されたものである、、と。

ま、そういうことも多々あるでしょう。

だけど、、

エリートに支配されている現在の世界の構造、
というのは理解できるのですが、
そのエリートのことを悪く言うのは
僕は理解できないのです。

世の中から悪い人がいなくなったら
この世界から問題が無くなるんでしょうか。

そんなことは全くありません。
なぜなら、僕たちとエリートは「同じ」だからです。

問題の原因は「みんな」が持っています。

みんなが持っているから、
問題として世界に顕れているだけのことです。

目次

問題の底

お金、欲しいですか?
死にたくないですか?

この質問の答えはイエス、でしょう。
僕ももちろん、イエス、です。

誰だってそうです。
エリートももちろん同じです。

問題の原因は全てここに集約されます。

自分を守りたい、死にたくない
ということです。

僕らは無意識のうちに、
全てのことを、
死に近付くか遠ざかるかで
判断しています。

お金がもらえて嬉しいのは、死から遠ざかるから、です。

生き続ける可能性が高くなるから、です。

僕らはそんな判断を
24時間365日、ずっと、無意識にしています。

快と不快

死から遠ざかることは「快」です。
死に近づくことは「不快」です。

例えば、、

海で溺れて必死に海面に出て、呼吸ができた瞬間は「快」です。
呼吸ができれば、死から遠ざかります。

腹が減ったときに食べることは「快」です。
腹が満たされれば、死から遠ざかります。

誰かに認められることは「快」です。
集団生活の中で周りから良くされて、重宝されるなら、死から遠ざかります。

誰かよりも権力を得ることは「快」です。
物事を自分の思うように勧めることができれば、死から遠ざかります。

そして、現代ではお金を使って
あらゆる「快」を手に入れることができます。

お金は死から遠ざかる魔法のアイテム、
だから、みんなお金を欲しがります。

それは僕らのような一般ピープルも
世界のエリートもみんな同じです。

まだ要るの?

でも、、

とてつもないお金を持っているように見える人でも
もっともっとお金が欲しいものなんでしょうか。

それは、たぶん、、イエスです。

なぜなら、
やっぱり自分を守りたいから、です。

自分や、自分が大切に思っているものを守りたいからです。

家族や親しい友人や、そんな人たちも
守りたいのです。

そんな気持ち、わかるでしょう。

そして、状況が変化することは
死に近づく可能性があります。

なぜなら、今、現状、生きているからです。

生きている現状が変化することは怖いことなのです。
死に近づく可能性があるからです。

今生きているんだから、それを変えてくれるな、、と。

だから、

現状を変化させないために
どれだけのお金持ちでも、もっとお金が必要なんです。

その源泉は死への恐怖です。

同じ気持ち

そんな気持ち、ちょっと想像してみてください。
ちょっと理解できるような気がしませんか。

もし理解できないとしたら、
あなたはとても強い人なのでしょう。

そして、世界のエリートは
あなたとは逆に、
死を恐れる気持ちがとっても強いのかもしれません。

だけど、
恐れの大小はあるにしても
そんな気持ちは誰の中にもあるのです。

その気持ちは同じものです。

だから、、

お金をもらったら嬉しいし
意識しないうちにマウントを取りに行っちゃうし
認められたいし
理解してくれる友達が欲しいし
いい人だと思われたいし
イケメンになりたいし
いい服を着たいし
いい車に乗りたいし。。

それらは間接的でわかりにくいですが、
死から遠ざかりそうな気がするから、そうしているのです。

そして僕らのしていること、思っていることと
エリートがしていること、思っていることは同じです。

もしも同じには見えなくても
根っこは同じ、
あとは立場の違い、規模の違いというだけです。

もちろん、みんないつか死にます

でも、、

何をしたって
僕らはみんな死にます。

いつかちゃんと死にます。

どれだけ怖がっても
どれだけ対策しても
ちゃんと死にます。

生きている間のことは
ただの物語、です。

そこに大した意味はありません。

今はただ、生きている、
というだけのことです。

全ての問題は消えてなくなる

そんなことに気づいていくと
世界の問題は少しずつ、
消えてなくなっていきます。

何をしたって意味がないから、です。

僕らはちゃんと、死ぬのです。

それさえちゃんとわかれば
この世はユートピアになります。

恐れることは何もなかったんだって。

「死への恐怖」がそうさせていたのです。

そしてエリートの心の中も
僕らの心の中も、同じです。

エリートが、なんだかよくわからない
不合理で自分勝手で頭のおかしいことを
したとしても、、

それと全く同じ気持ちが僕らの中にもあります。

それらは「完全に」同じものです。

僕らは物語の中にいる

世界の問題は表面上のブツブツにすぎません。
暴飲暴食して出てきたニキビみたいなものです。

だけど、問題の本質はニキビではありません。

ニキビを見たら
それを潰すんじゃなくて、
ニキビから本質に思いを馳せることが
大事なんじゃないでしょうか。

だけどだけど、、

ニキビって潰したくなるし、
暴飲暴食だってたまにしたくなります。

それが「物語」ってものなんです。

だから、エリートのことを悪く言うのだって
まあ、悪くはないでしょうね。
たまに悪口や愚痴の一つも言いたくなります。

でも、問題の本質はそこにはありません。

問題の本質は、
僕らの中に「ちゃんと」あります。
見えていないだけです。

そして、当たり前ですが、
悪い人(そんな人がこの世にいるとして)たちを
全員粛清したところで、何も変わりません。

ニキビを潰した傷跡が残るかも、
ってだけです。

世界はどんな方向へ進んでいるか

できることは何もないのでしょうか。

誰かに少しずつ首を絞められて
それでも抵抗せずにいるのがいいのでしょうか。

僕には、それはわかりません。

誰が何をすべきかなど、わかりません。

人生という物語の中でどんな主人公でいたいかは
それぞれが決めればいいのです。

でも、、

世界は確実に良くなります。

僕らの生きている間に良くなる実感を得られるかは、
わかりません。

でも、確実に良くなります。

世界は、宇宙は、
そういう方向にしか進まないように
できているのです。

だから、心配ありません。
何がどうなろうと、全然心配ありません。

それで嫌な思いも感じるかもしれませんけども。

そんな話はまた、そのうちに。

エエ天気でございます

ではまた明日〜
いつもご訪問ありがとうございます。

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