自分の才能が見えてきたら、それをビジネスにしたくなるかもしれません。
それは自身の人生の表現です。
少しずつ自分の人生を取り戻すということです。
ただ、一気に変われるわけではありません。
今までずっと、世の中の常識や普通に、生き方を決めてもらってきたのですから、急にすべてを変えられるなんて絶対にありません。
自分の才能を、生活の中で形にして、それをお金に変えていけないかということです。
自分の才能、生活をビジネス化するのです。
そんなふうに書くと難しそうと感じますか。
才能とは、誰かにはできないけど、自分にはできるということです。
それを認識して、スキルを磨き、欲しい人に提供するのです。
僕はそれをプチビジネスと呼んでいます。
ビジネスというと大変そうとか、自分には無理と感じるかもしれませんが、プチビジネスならもしかして行けるかもって感じませんか。
もちろん、プチビジネスというくらいですから、規模もプチです。
だけど、プチビジネスもやっぱりビジネスなんです。
そこにはいくつか注意するべき点があります。
一番注意するべき点は、ビジネスは軌道に乗るまでに時間がかかるということです。
これはおそらく、ビジネスの規模を問わず言えることだと思います。
プチビジネスだからといって、すぐに軌道に乗るわけではありません。
やっぱり2、3年はかかるでしょう。
実はビジネスの成否は、この2、3年をどう乗り切るかに半分かかっている、と言っても過言ではありません。
なんせ儲からないのです。
でも、その仕事に毎日の時間と労力を使うことになるのです。
そして、そんな期間が2、3年はあるのです。
全然儲からないことを毎日毎日できますか?
だから、小さなプチビジネスをお勧めします。
自身の生活を、全部ビジネスに注ぎ込んでしまうと、このはじめの2、3年を乗り切るのが非常に難しくなります。
要は2、3年分の生活費をどうやって確保するか、という問題があるのです。
だから今、お勤めなんかをして生活費を確保しているのなら、それはまだやめない、というのが重要です。
今の生活の中にビジネスをどうにか滑り込ませるのです。
ビジネスをやるからには、仕事を辞めて退路を立って…なんて考える人もいるでしょうが、その場合、ビジネスは非常に厳しいものになります。
よっぽどビジネスのセンスがあって、さらに根性と体力に恵まれた人しか残りません。
僕なんか、まず無理です。
実際に20代の頃に失敗していますから、よくわかります。
逆に言えば、プチビジネスというのはそういう規模感なんです。
生活を今まで通りにしながら、その中にプチビジネスを紛れさせる、するりと滑り込ませる、という感じです。
年間の目標の利益としては、まずは10万円です。
それを2年かけて達成する、くらいのペースです。
それなら行けそうな気がしませんか。
2年かけて、年間10万円稼げる仕事を一つ作るのです。
ビジネスというにはちょっと拍子抜けでしょうか。
もっとガンガンやればいいじゃん、って思うかもしれません。
だけど、ほとんどの人は、サラリーマンの経験しかないのです。
だから、ビジネスなんてできるわけがないのです。
巷のビジネス本や成功本に騙されないでください。
今までにやったことのない事は、普通はできないのです。
たまにできる人もいるんでしょうが、それは本当にたまに、です。
だから、やっぱりプチビジネスをお勧めします。
年間10万円ビジネスというしょぼい規模を、2年がかりで作ってください。
そしたら3年目に30万円を目指しましょう。
10万円を達成できたなら、30万円は行けますよ。
そうなったら、それでそのビジネスは完成です。
それ以上に大きくする必要はありません。
もしもあなたのプチビジネスにまだ大きくなる需要があるのなら、そのノウハウをやりたい人に教えちゃってください。
あえて、同業他社を作るのです。
彼らはあなたのプチビジネス仲間になっていきます。
そしてその頃には、次のやりたいことが、むくむくと起き上がってきているでしょう。
自身の新たな才能に気づいていくからです。
才能を認識して、生活の中で磨く、時間をかけてしょぼいプチビジネスにするのです。
そんな生き方はどうでしょうか。
ちょっと想像してみてください。
