スローライフは金持ちの道楽なのか【二階から目薬・資本主義からスローライフ①】

いわゆる農的な生活に憧れる人は多いでしょう。
家庭菜園的な畑をしてみたい、な感じでしょうか。
鶏を飼いたい、なんて人もいるかもしれませんね。
自分の家をDIYで修理したりとか。
そんなことを思う方は、多分増えてるらしいですね。
そして、そこにスローライフなんてイメージを持つ人も多いかもしれません。
僕は以前、鶏も飼ってましたし、箱罠で猪も獲って食べるし、田んぼも畑もやります。
みんな大好き、薪ストーブもあります。
愛車は軽トラです。
そんな僕はスローライフでしょうか。

僕が思うに、はっきり言ってスローライフとか幻想です。
めちゃくちゃ忙しいです。
働かなくてもお金が入ってくるような人が、田舎暮らしを満喫するとスローライフになるかもしれませんけども。
結局、金なのか、と感じますか。
残念ながら、今の地球上で資本主義から逃れられる場所はありませんから、そんなものかもしれませんね。
いくら田舎に引っ込んでも、お金と無縁でいられる場所はないでしょう。
そこのところを考える必要があります。
だから、僕みたいな農的な生活をする人は、年金世代が多いのです。
現実問題としてお金が必要だから、スローライフなんて言っている暇はないのです。

それでもそんな生活がしたいなら、お金と理想の生活をどうにか共存させる必要があります。
僕の感覚では、それは針の穴を通すような、二階から目薬を落とすように難しいことです。
だからあんまりお勧めはしません。
だけど、もしチャレンジするとしたら、考えて考えて考えまくる、継続して継続して継続しまくる必要がありますよ、とアドバイスします。

ま、「半農半X」というやつですね。
でも、もともと「半X」の方でちゃんと稼げない人はかなり大変です。
まず「半農」で稼ぐ事はそれくらい難しいです。
朝から晩まで働き続けるならできるかもしれませんが、それだと半Xする暇はありません。
田んぼや畑、お金の奴隷になっています。
そのどこにスローライフがあるのでしょうか。

何か手に職があって、片手間でどうにか生きていけるくらいの仕事をできるとか、高単価の仕事を持っているとか、そういう人。
そんな人が半農半Xを軽い感じで持続させます。
それをスローライフと言うんでしょう。
でも、そんな稼ぎ方なんて縁のない人がほとんどです。
当然、僕もその一人です。
安心してください、ここに仲間がいますよ、ダハハハ〜。

金を稼ぐ才能はなく、特別にできることもなく、なんとなく生きてきて、お金持ちの家に生まれたわけでもなく、パトロンもいない。
だけど、スローライフに憧れる、わがままな僕たち。
それを実現するなら、繰り返しますが、考えて考えて考えまくって、継続して継続して継続しまくる必要があります。

そんな話を『田舎で米を作ったら死なない気がしてきた』という本にわかりやすく書いてますから、読んでくださいね。
明日からはそんな話を書きましょう。
この世知辛い資本主義社会の中で、農的生活を人生に溶け込ませる方法、とでも言いましょうか。
ま、それは「僕はこうやってます」って話で、万人がやってうまくいくわけではないでしょうが、興味のある方は参考にしてください。

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