気づきの段取り、断捨離・瞑想・モーニングページ

この世界は自分で作っていたのだ、とはっきりわかった瞬間がありました。
今日はそんな話です。

一般的には、この目に映る世界は自分の外にあるものです。
だけど、その世界は、言うなれば自身の内側にあったのです。
感じる世界のすべてに意味のラベルを貼るのは、自身の持っている観念によるものだからです。
まぁ、こういう話は、自己啓発なんかでもよく登場するんじゃないでしょうか。
何かうまくいかないことがあっても、その原因を外に求めるな、と。
その原因は自分の中にありますよ、と。
だけど、「世界全体丸ごと、全部自分が決めている」なんて思い込んじゃっている人は、そうそういないでしょう。

僕は、ある日、そういうことに気づいてしまったのです。
思い返せば、僕はその気づきに至るまでの段取りを自分でしていたようなのです。
それは、断捨離と瞑想、そしてモーニングページでした。

当時、断捨離は何年も続けていて、人生の一部になっていました。
瞑想も毎日していました。
ここまでで下準備は整っていたように思います。
その後、モーニングページという手法がとどめの一撃、最後の一押しになったようです。
ちなみに、僕と同じことをしても再現性があるかどうかは分かりません。
気づきへのルートは人それぞれだからです。
だけど、この3つは割と普遍的なやり方で、再現性は高いんじゃないかという気はします。
分かりませんけども。

モーニングページというのは、聞き慣れないかもしれません。
これ、要は「書く」ということなんです。
昨日、書くことについて話していたものだから、ちょっと思い出したのです。

ノートを広げて、毎日書くのです。
何を書くかと言えば、頭の中に浮かんだことを「全部」書くのです。
だけど、さぁ書こうと思うと、思考がぴたっと止まっちゃったりします。
思考というのは、めちゃくちゃ狡猾で天邪鬼なんです。
常に何かに反対していて、一貫性もなく、なかなか厄介です。
そんなものが、常に四六時中、頭の中で湧いているのです。
それを全部、とにかく全部書きます。
ノートにみっちり、ミミズが這うような汚い字で大丈夫です。
自分で読み返す必要はないからです。
誰かに見せる必要も当然ありません。
毎日、大学ノートに2ページ分くらいは書きましょう。
やってみると分かりますが、これはかなり大変です。
頭の中をこれでもか、というくらいに書き出すのです。

このモーニングページを続けているときに、僕は気づいてしまったのです。
モーニングページは、自身の思考にスポットを当てていきます。
ずっと思考を見つめ続けます。
これでもかってくらいに、ずっとです。
そしたら急に、それ以外の世界、思考以外の世界がバーンと現れたのです。

それは「思考という自分」を眺めている自分、とでも言いましょうか。
それはずっとそこにありました。
片時も離れたことはなく、離れようもなく、おそらく宇宙の始まりから終わりまで、ずっと在ります。

騙し絵が見えた瞬間のような感覚です。
「自分だと思っていたもの」って、実はそうでもなかったみたいな。
だけど、それを言葉にしようとすると、するりと逃げてしまいます。

モーニングページはそれからしなくなりました。
なんとなく、役目を終えたような感じがして。
瞑想も今はあんまりしません。
たまにはしたら良いのですが、生活自体が瞑想的であるという感覚はあります。
僕の思い違いかもしれませんけども、常にちょっと俯瞰しているような感じです。

瞑想経験のない人は、一度習慣にしてみると面白いかもしれません。
僕の場合は1日30分を2回していました。
普通に生活していると、この時間はなかなか取りにくいですね。
断捨離して工夫して、時間を確保してください。
ちなみに、僕はその頃、瞑想を毎日するために仕事まで変えちゃっていました。
時間を確保しやすくするためだけに。
よ〜やりますね、我ながら。

断捨離は、捨てる、手放すことが肝ではなくて、要るか、要らないかを自分で決めるのが肝です。
当時の僕は、仕事が必要かどうかも、自分で決めちゃったというわけです。
だから、僕にとっては、それらの順番もちょうどよかったんでしょう。
まず断捨離、それから瞑想習慣が来て、最後の一押しにモーニングページがあったわけです。

あと、瞑想は習ったり伝授を受けるのが一番良いとは思いますが、自己流でもいいような気がします。
不思議ですが、時代の空気感に影響を受けるのです。
本当に不思議ですけども。
時代とともに瞑想はどんどんし易くなっています。
だからもう、自己流で充分な気がします。
瞑想方法も古いやり方にこだわる必要もないような気がします。
まぁ、あんまり詳しくないので分かりませんけども。
興味のある方はぜひ取り入れてみてください。

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