プチビジネスを立ち上げる。
言葉にすると簡単ですが、とてつもなく難しいことです。
だけど、チャレンジする価値はあります。
めちゃくちゃ面白いからです。心の底からワクワクします。
それは、誰かから与えられたものではないからです。
「プチビジネス」なんて言っちゃって、そんなライトな雰囲気の言葉を使うのが僕の悪い癖かもしれません。
今日はそんな悪癖を封印して、プチビジネスのことをなるべく難しく書いてみます。
プチビジネスの最大の特徴は、名前の通り規模が小さいことです。
そもそも、たくさん稼ぎません。年間30万円を目指します。
それを大きく超えるビジネスにはしません。超えるようなら、興味のある人にノウハウを教えちゃって、同業他社になってもらいます。
生活のための会社員やパートを続けながら、そんなビジネスを立ち上げるのです。
誰かから仕事をもらうのではありません。自分で立ち上げるのです。
1つのプチビジネスが完成する頃には、次にやりたいことが勝手に現れます。
人間は、やりたいことがどんどん増えてくるようにできているのです。
やりたいことを探す必要はなくなります。
そして、自分が生活できるような金額になるまで、好きなだけプチビジネスを立ち上げるのです。
もちろんその後も、死ぬまで続けていいのです。
今の世の中には、いくつかの働き方・稼ぎ方があります。
1番多いのは、サラリーマンタイプです。これは説明の必要もないでしょう。
あと、自分で事業をしている個人事業主という人たちがいます。
プチビジネスは、個人事業主になっていく過程ともいえます。
だけど、世の中の個人事業主のほとんど、8割方は、プチビジネスを立ち上げる参考にはなりません。
なぜなら、ほとんどの個人事業主は、仕事を誰かからもらっているだけで、自分で立ち上げていないからです。
もともと会社員としてやっていた仕事を独立して始めたとか、社内でしていたことを外部化するようになったとか、下請けの仕事をもらっているとか、そんなスタイルが多いのです。
プチビジネスはそうじゃありません。ゼロから価値を作り出すのです。
いわば「創業者マインド」なのです。
そんなことをしている人、世の中にほとんどいません。
プチビジネスじゃなくて普通のビジネスならよく聞きます。
会社を辞めて借金して起業する人たちです。
だけど、残念ながらそのほとんどは失敗します。
僕も失敗した経験があります。だからこそ、プチビジネスなのです。
創業者ビジネスからリスクだけを取り除いたのが、プチビジネスなんです。
実は、とんでもなくすごいことをしようとしています。
プチビジネスなんてゆるい言葉を使っていますが、その中身は創業者になるということです。
しかも、今までの常識だった拡大路線ではありません。
すべてを小さくします。時間も労力も、リスクも稼ぎまでも小さくします。
だから、参考にできる事例が全然ないのです。
成功者の話はたくさんあっても、プチビジネス成功者の本なんて、そんなしょぼいものはほとんどありません。
だから、すべてを自分で決める必要があります。
自分で「正しく」決めるためには、哲学が必要です。
このブログでも、いつも哲学めいたことを書いていますが、プチビジネスに哲学は必須で、その両方がないと成り立たないのです。
3年かけて年間30万円ビジネスを創業したら、もう1つ次の30万円ビジネスがしたくなります。
それは人生で2つ目の創業です。
それを何度も好きなだけ繰り返すのです。
一体いくつビジネスを創業することになるのでしょうか。
そんなことをしている人、世の中にほとんどいません。
ただし、今まで誰もできなかった理由はリスクが大きすぎるからです。
プチビジネスにはリスクがありません。
借金をしませんし、固定の経費もなるべくゼロに近づけます。
そういう工夫を、常識にとらわれずに徹底的にするのです。
だから、何度でもチャレンジできます。
何度も創業者になるのです。
プチビジネスは自由になるための手段ともいえます。
ビジネスの奴隷になってはいけません。
拡大路線にはそういう罠があります。
好きなことをしていたはずなのに、気づいたら好きなことができなくなっているのです。
だから、とにかく、すべてを小さくするのです。
価値観は、今までのものとはほとんど全てが逆になります。
プチビジネスは自分のやりたいことを具現化することでもあります。
だけど、重要なのは結果ではなく、むしろその途中です。
それは、毎日の生活です。
毎日の生活に没頭するのです。
その毎日の生活を、どうにか少しずつお金に変えていくスキルを磨くのです。
生活は、それぞれの才能を形にしたものであって、本当は独自のものであり、それだけで世のため人のためになっているものなのです。
なるべく難しく書きましたが、どうでしょうか。
それでも興味あるという方は、まずはぜひいろいろ考えてみてください。

毎晩8時・むらもラジオ更新中〜
