何かを始めました

この夏くらいに、大西つねきさんの座談会に初めて参加しました。
その後、大西さんの本も読んで、すっかり影響を受けました。
大西さんの文章からにじみ出る、自分の人生を生きている感ですよ。
とにかく「自分にできることをやる」という感じです。
それは、自分の才能、生まれてきた意味を追求すること、と言っても良いでしょう。

僕もそういうことを重視してきたから、こんな田舎に引っ込んで、自由に生きられるように、いろんな工夫をしてきました。
自由でないと才能は発揮しにくいですから。
生活をコンパクトにして、自分でできることは自分でやり、生活費も少しずつ自分が稼げるようにしていくのです。
そんな本まで書くに至りました。

だけど、もう一つ、僕はバランスを取るということも重視してきました。
世の中と積極的にコミュニケーションを取るわけではないんですが、周りからどういうふうに見られるかは気になっていたのです。
だから、自分の思うことを全部なんて発言しなかったし、行動もしなかったのです。
それくらいでいいと思っていたのです。

だけど、大西さんの影響で僕は気が変わりました。
自分にできることはなるべくやったろう、ということです。
今まで、えらい小さいことを気にしていたなぁ、と。
今までの自分を悪いとも全く思いませんが、手加減するより、本気を出したほうが楽しそうだなと思うようになったのです。

最近、なんとなく雰囲気が変わってきた気がします。
何が変わったか、具体的に言うのはちょっと難しいですけど、そこはかとなく楽しいです。
あと、周りの人から反応があります。
手伝ってくれる人が現れたりします。
そうそう、久しぶりのこの感じ、そう言えば昔もありました。

30歳くらいの頃から5年ほど音楽のイベントをしていたのです。
その時は、自分では意識していなかったけど、今みたいな感覚だったんです。
そして、周りの人が言うには、とても楽しかったらしいのです。
自分としてはやりたいことを好きにやっているだけで、僕にはよく分かりませんでしたけども。

僕は10年ほど潜伏して、今また何かをスタートしたんだと思います。
前回とは全く違うことをしています。
笑っちゃうくらいに違うことです。
でも、雰囲気というか、全体の空気感は、なんとなくその頃を思い出すものがあるんです。

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