価値が逆転したときを想像します

毎日のようにAIのニュースがあります。
そういうのは結構好きなので、よくチェックするんです。
世界はどんどん進んでますね。
AIとロボットで、世界は本当に変わってしまいそうな感じがしてきています。

この世界とは、それぞれの持つ価値観のことです。
みんながこの世界はこうだと思えば、その通りの世界が見えます。
これは引き寄せの法則ではありません。
既にある世界を一人ひとりがどんなふうにジャッジするかという話です。
一人ひとりが何をよしとするか、何を好むかという話です。

AIとロボットによって、僕らの持っている価値観の多くはひっくり返るかもしれません。
労働力がめちゃくちゃ安くなる可能性があります。
多くの製品がすごく安くなるかもしれません。
その時にどんなことが起こるのか、僕には全然わかりません。

手間ひまのかかるようなものが安くなります。
職人的なことまでロボットができるようになります。
今以上に、ものが潤沢になります。
こだわりの逸品の価格も下がります。
僕みたいなこだわりの米だって、人間が生産する必要はなくなるかもしれません。

人間が作ると高いですから、職人ロボットの作ったもので充分という人は増えるでしょう。
どうせならいわゆる良いものが欲しいという人のニーズはどんどん満たされていきます。

物質的に満たされたとき、人々は何を求めるでしょうか?
それは多分、暮らしそのものです。
朝起きて、朝食を準備して食卓を囲み、田んぼで作業して一汗かいて、近所には交流があって…みたいな。
ロボットたちが人間の代わりにやってくれますから、すでにそんなことをする必要はないのです。
だけど、そういう「体験」を求めるようになるでしょう。

今のうちに少しずつ、独自の生活をすると良いように思います。
それは一言で言うならば、ちょっと不便な生活です。
あんまりお金をかけずに、だけど工夫と労力を使ってなるべく生活を豊かにします。
そのうちに、その生活自体が商品になります。
みんなから求められるようになります。
ワークショップみたいな形とか、「◯◯体験」みたいな形のビジネスは増えるでしょう。

それはただ自分の生活をしていくだけです。
AIとロボットによっていろんなものの価値は下がっていきます。
その時、相対的に価値の浮かび上がるものがあります。

世界が変化するとき、怖いという感情もあるでしょう。
だけど、よくよく見てみたら、それはすごく快適なものになるかもしれません。
そうなるために必要なものは何でしょうか?
僕が思うに、それは少し独自の生活です。
そして、独自の生活を作るのは、それぞれの才能=誰かにはできないけど、自分にはできることを活かすことです。
才能を活かす毎日が、これからの価値になると想像しています。

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納屋の前、雪が山積み。扉壊れた。ナハハ〜〜
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