人類は「多様性」を持っています。
最近よく言われていますね、多様性。
みんなそれぞれに違うということです。
ふと、思い出したことがあります。
水泳の選手なんかが、手の指と指の間の水かきが発達してくる、みたいな話がありますね。
長い時間泳いでいると、水かきができてくるわけです。
人間ってすごいですね。
いろんな可能性、無限の可能性といいますか、そういう能力を持っているわけです。
しかも、それが一人ひとりがみんな違うという…。
これはすごいことです。
人類がとんでもない問題に直面しても、生き残る人たちが必ずいる、という感じでしょうか。
そのために多様性があるというか。
世界がどんな状況になっても、それに対応できる人がいて、誰かは生き残る。
そのための生存戦略が「多様性」なのではないでしょうか。
そんなことを思うと、自分が興味の持てること、好きなこと、続けられることって、実はすごいことなんだと思いませんか。
他の人は興味すら持てないことを、自分は興味を持ち、好きになり、続けていける。
そんなことを、実は誰もが持っているかもしれない。
それが、多様性という人類の持つ生存戦略だからです。
そして今までは、その多様性を発揮しにくい時代が続いていました。
ものが豊かでなかったからです。
生きるためにしないといけないことがたくさんあって、「自分の好きなことをするんだ」なんてことを考えることすらありませんでした。
今は世界が豊かになってますから、自分の好きなことをするのが当たり前になって、むしろ「自分の好きなことはなんだろう」とか「自分の好きなことができない」と悩むことのできる時代になっています。
少し前までは、そんなことに悩むことすら贅沢だったわけです。
だから、好きなことができるなら、もうやっちゃっていいですよ。
もうそういう時代になっていますよ。
世の中をよく見てください。
実はすごく豊かなんです。
昔は8割の人が農業をやっていましたが、今は1%です。
「しなければいけないこと」を、もうしなくても良くなったんです。
僕らは自由になってるんです。
やっぱり世の中を、よく見てみてください。
そんなこと言われても、不穏なニュースや情報がたくさんあって、そう思えないかもしれません。
そのための簡単な対策は、たくさんありますから。
あんまり表面的な対処療法的なことばかりしても、根本的な解決にはなりませんし。
対処療法も必要ですけども。
考えることが必要です。
本当の意味で考えるためには、気づきがあると良いでしょう。
まぁ、気づきは何かをするから得られるものでもないですから、これは微妙な話ではあります。
ただ、何かしたいよね、ということで、哲学ワークショップなるものをやっております。
ご興味ある方はぜひどうぞ。
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