そういえば、大西つねきさんの座談会のことでちょっと思い出したこと。
お金の話になったとき、「もし今、世界からお金だけが消えても特に問題ないでしょう?」って、大西さんが言ったんですよ。
この表現はめちゃくちゃ面白いなぁ、と思って。
僕らはいつも、お金を払ってサービスや商品を受け取ってますよね。
あるいは、仕事をした対価としてお金を受け取っています。
そういう世界中のやりとりから、お金の受け渡しだけが消える、それだけ。
想像できますか?
確かに、何も変わらないのです。
何も変わらないって、わかりますか?
お店で何か買う、そこからお金だけが消える。
毎日仕事に行く、そこからお金だけが消える。
何も変わりません。
これ、わかりますか?
お金は何か、重要な、絶対に、どうしても必要な仕事をしているでしょうか?
僕はめっちゃ面白いと思って、「ただ生きてるだけ!」と言っちゃいました。
そう、僕らは元からずっと、ただ生きているだけだったんです。
お金やらなんやでわかりにくくなっているだけで。
初めからずっとそうで、今からもずっとそうなんです。
この世をわかりにくくしているのは、そういう思い込みです。
お金も思い込みの一つです。
みんながその紙切れにすごい価値があると思い込んでいるから、その紙切れのことをお金と言うわけです。
お金のために戦争したり、悪いことをしたり、誰かを裏切ったり、蹴落としたり…。
そういうことがまかり通る世の中なわけです。
思い込みパワー恐るべし。
これはユヴァル・ノア・ハラリさんによれば、人類の持っている稀有な能力です。
認知革命で、それが人類にとって当たり前になりました。
思い込みをひとつずつ精査する時代です。
思い込みは自分の中にあります。
外に向かう必要はありません。
もちろん、外で起こっていることは自身の思い込みの投影であり、自分が持っている思い込みを知る上で非常に参考になります。
ただし、これは引き寄せの法則ではありません。
たまに、断捨離なんてやってみると面白いんじゃないか、と思いますね。
これもよく書いていますけども。
断捨離は自身の所有物(所有しているということも思い込みですが)を通して、自身の思い込みにアクセスする技術です。
思い込みは、思い込んでいるから「思い込み」と言うんであって、思い込んでいるからこそ、自分で思い込んでいることに自分で気づくことは非常に難しいのです。
だから、身の回りのものに問います。
なぜ、それをそこに置いているのかと。
それを置いているのは、自分で決めたことなんです。
ものが勝手に歩いてきて、そこに鎮座しているわけではありません。
自分が決めたのなら、そう「決めた理由」があるはずです。
それが、自身の思い込みとつながっていきます。
たまにやってみてください。
たまにでいいです。
急にスイッチが入っちゃうと、周りの人がびっくりしますからね。
何事もボチボチです。
あと、大事なことですが、断捨離は他の人のものに手を出してはいけません。
とっても気になっちゃうでしょうが、ダメ絶対、です。
とにかく「自分のこと」をしてください。
他人など変えられません。
他人を変えられると思うなら、それは間違いです。
もう一つ、大事なこと。
迷ったら捨てないでください。
断捨離が下手なときに、大事なものを捨てちゃうことがあります。
迷ったら捨てない。
しっかり考えられるようになるまで、経験を積むまで、待ってください。
なんか断捨離話になっちゃいましたけども、また次回です。
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