小さな田んぼをやりたい、
そんな人は多いと思います。
自分で作ったお米を毎日食べることができる、
それは最高に嬉しいことですよ〜〜
3割り増しに美味いのですよ。
自分家の分のお米を確保して。
周りの分も少々できたらもっといい。
余ったら少し販売したりして。
今の僕は5反の田んぼをしていて、
小さな田んぼ、っていう感じじゃないかもしれませんね。
専業農家から見たら
おままごとみたいなレベルではありますが。
たまに、もっと田んぼが小さかったら、
今の僕ならどんな風に計画したいだろうか、
なんてことを夢想したりします。
大抵はちょっと疲れてるときですけどもね。
田んぼを生活と密着させる
そもそも、小さな田んぼがなぜ良いか。
それは片手間でできる可能性があるからです。
小さな田んぼであっても、
全部を手作業でしたいとか、
段取りなんて考えないとか、
そういう感じなら片手間ではできません。
かなりの労力と時間を要します。
収量も少なかったりすると
販売に回す分もなかったりしますから
基本、赤字になります。
労力と時間とお金をかけて得られるものは
1年分(に満たないかもしれない)のお米だけです。
それで良いじゃん、って思うかもしれません。
年金暮らし世代なら良いかもしれませんが、
現役世代の方がそれを続けていくことは難しいでしょう。
3年くらい経ったら、飽きちゃう人が多いと思います。
多少、儲けが出ないと続かないのです。
逆に、例えば、
年間30万くらい利益が出て、
それを片手間でできたとしたら…
僕だったら、
バイトに行く日数を減らせるな〜〜
って思います。
食べるお米の確保だけじゃなくて、
生活が少し楽になるでしょう。
だから、その辺の計算も
田んぼのやり方や広さ、それに伴う労力とともに
同時に考えていきます。
現代の生活の中に
田んぼを溶け込ませるのです。
どう工夫したら、
そんなことができるかを考えるのです。
機械の使いどころ
さて、小さな田んぼを現実にどうやって実現するか、
妄想して見たいと思います。
田んぼの広さはとりあえず、1反で考えましょうか。
使う機械は最低限のもので。
軽トラは生活の足にも使うので、必須としましょう。
まずは機械のことを考えてみます。
耕運、代かきは耕運機でやりましょう。
1反の田んぼにトラクターは要りません。
田んぼによってはハマりやすいので
鉄車輪付きなんかだととサイコーです。
本体はボロくても割と大丈夫です。
調子悪くても、大抵直ります、大抵ね。
相場的には10万円出したら結構いい感じ、
6万円くらいを狙います。
田植え機は2条植えの歩行型で。
2万円も出せば十分にゲットできます。
稲刈りはバインダー。
4万円くらいで狙ってみましょうか。
乾燥は天日干しで。
乾燥機を使う場合、機械が場所を取ります。
広い納屋があるなら、
それも考えて良いですが、
普通はコンバインもセットになりますから、
軽自動車2台分くらいのスペースは要ります。
しかも年に一度しか使わない、という…。
稲架台は中古がなかなかありませんので、
しつこく探すか、諦めて新品で買うか、自分で作るか、
決断しないといけませんね。
「ほすべー」を新品で買うと1反用で14万くらい。
高いですが、一人でも作業できて、素晴らしく楽です。
あ、脱穀するのに、
ハーベスターも要りますね。
5万円くらいでどうでしょうか。
畦塗りは最近、
中野式畦塗りというスゴい技と出会いました。
1反くらいの田んぼなら全然いけます。
耕運機、なんなら管理機で出来ちゃって、
畦の仕上がりも素晴らしいものです。
こういう機械のラインアップだと、全て、軽トラに乗るのも魅力です。
トラクターも4条田植え機も軽トラには乗りませんから。
あとは籾摺りですが、
それは周りの人に委託できると一番いいかな〜〜。
玄米の保管に
保冷庫くらいは要るかもしれません。
除草に想いを馳せる
1年の作業計画も
なんとなく考えていきます。
ピロール農法なら、
ピロール資材を撒くだけで、
世界に類を見ない
アルカリのお米になっちゃうのですから、
個人的にはここは外せません。
あとは、除草剤を使わない、
はさ干しで天日乾燥くらいしたら
商品の価値としては十分過ぎます。
天日干し、無農薬のピロール米ってこと。
十分に売りやすいでしょう。
年間のスケジュールとしては
除草対策をどうするか、
というところが一番です。
そこを軸に全体を考えていきます。
なんの対策もしないなら、
6月、7月あたりは草取りに追われて、
他のことはほとんどできない、
と思ったほうがいいでしょう。
僕はずっと除草剤を使わずに田んぼをしてきましたから
そのあたりはノウハウが貯まってきました。
その経験から、
小さな田んぼでどんな作戦が使えるかを
考えていきます。
中野式除草もアリですし、
田植え前に雑草を全部生やしちゃうのもアリ、です。
田植え前に生やしちゃう作戦が
今のところ一番楽ですが、
そのやり方は基本的にはトラクターを使います。
今回はトラクターを使わない小さな田んぼですから
トラクターを使わないでいい方法を発見したら、
革新的な田んぼのやり方ができるかもしれません。
いや、実はそのアイデアがあるんですが、
ちょっとマニアックすぎるので今日は割愛します。
品質と収量、労力と経費・売上のバランス
あとは収支のこと、です。
1反で7俵くらいは採りたいところです。
7俵を狙うなら、
元肥に少々、化成肥料を使います。
化成肥料の量はかなり減らして
普通の半分程度でどうでしょうか。
化成肥料はなんとなく敬遠されますが、
特に生育初期、スクスク育ってくれたほうが
病気にもかかりにくくて、味も品質もよろしいです。
追肥の頃にはピロール資材を入れますから
追肥は特に必要はないと思います。
さて、
自家用・お礼に3俵使ったら、
残りのお米は4俵です。
4俵を6万円/俵で売ると
24万円の売り上げになります。
この金額から経費を引いていきます。
そうだ、苗代なんかもありますね。
1反で2万円見とけば大丈夫です。
機械関係も、
一度買ったら一生使える、
なんてことはありませんから、
耐用年数を考えて、
減価償却していく必要があります。
未来の機械代をちょっと積み立てておく、
ってことです。
そんな感じで計算して
最終的にいくらくらい残るか、想像します。
それで田んぼを続けていけるかどうか、です。
上がりが少ないと感じるなら、
田んぼのサイズも変えてみましょう。
1反半の田んぼでも
ほぼ同じ作戦で行けると思います。
1反半なら収量は10.5俵、
お礼の分は少し増えるでしょうから、
自家用とお礼で3.5俵として
残りは7俵です。
7俵で42万円です。
それをどうやって1年で売り切るか、
玄米保冷庫のサイズも再考する必要があるでしょう。
サラリーマンの経験しかない人が
片手間で年間40万以上の売り上げを作るのは
かなり大変ですからね。
どこかお店に卸すとかでもいいですが、
それだと当然、卸価格になります。
それならば、
無理に田んぼを広げずに
量は少なくても全部を自分で販売するなら、
最終的な上がりはそんなに変わらない可能性もあります。
その辺りのバランスも
自分が納得できるようなところを目指します。
夢想、妄想、空想、想像
計算は簡単ですから、
いろいろしてみたらいいです。
あとは実際にやってみて
調整していくしかありません。
予想外のことは出てきますし、
うまく行かないアイデア、
机上の空論で終わってしまうアイデアもたくさんあります。
その辺は結局、やってみないとわかりませんから。
1年のスケジュールを頭の中で反芻できるくらいになれば
頑張れば独立して田んぼをできるレベルに近づいているでしょう。
実際に田んぼが始まったら
考え通りに行かないことが多くて、
特に初めの年はスマートになんてできっこありません。
はっきり言って、気合いと根性の世界です。
もうやるしかない、って感じ。
世間のみんながやっている慣行栽培と違うやり方をするんだから、
そういうのはもう仕方ありません。
小さな田んぼを自分でしたい、って方は
田んぼ体験をどこかでさせてもらいながら、
ぜひ、まずはいろいろと考えてみてくださいませ〜〜

ではまた明日〜
いつもご訪問ありがとうございます。
