僕はここ10年ほど、いわゆる農的な生活をしております。
山奥の村に移住して、たまたま自然栽培の棚田を手伝うことになったのがきっかけでした。
そこから始まって、いろんな人と一緒に田んぼやらいろいろやりました。
今は自分でピロール農法の田んぼを始めて5年目くらいです。
僕は、この田んぼというものが中心にある生活が、非常に効率が良いと思っています。
効率が良いというのはいろいろありますが、まず一番感じるのは体のことです。
生活の中で、とにかく体を動かすことになるのです。
だから、運動不足になりにくいってことです。
お金を払ってジムに通う必要もありません。
しかも、ジムで体を動かしても、実際の生活で使う体の動きとはちょっと違ったりするのです。
田んぼや畑で体を動かすと、ヘビーなときには筋肉痛になったりしますが、それは生活に必要だから必要な筋肉がつくということです。
体が生活にちゃんと適応していくわけです。
そういえば、農家の人って、割といい体をしている人が多いような気がしませんか?
あと、家庭菜園なんかを毎日しているおじいちゃんおばあちゃんも妙に元気です。
外仕事で気分も良くなりますし、毎日がいい感じになりやすいのです。
体を動かすことで、毎日はいい感じになります。
やる気が削がれないというか、他のこともついでにできる感じというか。
いつも書いている「才能」を発揮しやすくなるような感じ。
大げさに言えば、人生が充実します。
そんな体を動かすこと=農的な生活が毎日の中心にあったら、すごく合理的なのです。
ついでに、米がたくさんあれば、死なない気もしてくるかもしれません。
さらに付け加えるなら、お金をあんまり使わない、ちょっと不便な生活だと、もっと体を使います。
体を使いすぎると疲れちゃいますからそれはバランスですけど、適度に動かすなら、それはとっても良いのです。
そんな感じで、農的な生活とは、強制的に体を動かす一つの仕組みともいえます。
農的な生活を人生に取り入れるメリットはすごく大きいです。
いや、むしろメリットしか見当たらないんじゃないかなんて、僕なんか思ったりします。
もちろん、人によるでしょうけども。
僕が感じるには、それは一石二鳥どころじゃありません。
田んぼで米を作って、自分の家で食べまくって、余りそうなら販売もすれば良いです。
お金もちょっと手に入ってラッキーです。
僕はそこから、プチビジネスを展開と言うと大げさですが、いろいろしています。
田んぼワークショップ、YouTube、本の執筆あたりでしょうか。
百姓仲間も増えますしね、面白いことがたくさんですよ。
毎日の生活が充実しやすいのです。
人生とは、毎日の生活の単なる積み重ねですから。
お金で全てを解決する毎日は、どうも、なぜだかあまり面白くないのです。
農的な生活とは、ちょっと不便な生活のことかもしれません。
スーパーに行けば、簡単に手に入るあれこれをわざわざ自分で作ろうというのですから。
なかなか高度で、かつ言うなれば、貴族的な、優雅な生活とも言えるかもしれません。
実は、不便ってお金がかかるんですよ。
アウトドアなんて、あえて不便を楽しむのにお金をかけます。
飛行機より船旅が時間もかかるし不便ですが、高いです。
新幹線で移動するより馬車で移動する方が、たぶん高いでしょう。
スーパーのお肉を買うより、ハンティングに行って肉を調達すると高くつきます。
そういうのって、なんだか貴族っぽくないですか?
まぁ、僕は貴族の生活に特に興味はありませんけども。
農的な生活が、お金で全てを解決する現代の生活と比べて劣ると、もしも思われているなら、それは違うかもしれませんよ、ということです。
農的生活という不便さを生活に取り入れることによって得られるメリットはたくさんあります。
ぜひご検討ください。
