よくわからない自給率の話

今日は食料自給率のお話です。

日本の自給率は
40%切ってるなんて
言われてまして、
ヤバいぞヤバいぞと
脅かされ続けているわけですが、、

どうも実感できないのです。

それは僕が
米を自給しているから、、
ではありません。

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スーパーにて

例えば、、

スーパーに行って
買い物をするときのことを
思い出してみてください。

これがあんまり実感できないのです。

野菜コーナーに輸入のものって
どれくらいありますか。

8割くらいは国産じゃないでしょうか。

フルーツは
輸入もそこそこありますね。

鮮魚コーナーはどうでしょう。

地域差があるかな、
あとスーパーによってでしょうか。

でも、国産の方が
多いんじゃないですか。

お肉コーナーはどうですか。

輸入物もありますけど
国産のものも並んでますね。

これは半々くらいでしょうか。

お米はほぼ100%国産ですね。

これでなぜ自給率が
4割を切っちゃうのか、
よくわからないのです。

独特の計算方法、カロリーベース

その理由は、日本独特の
食料自給率の計算方法にあります。

一般的には生産額ベースという
計算方法ですが、
日本の場合はカロリーベースという
計算方法を使います。

これがなかなかの曲者なんですよ。

この計算方法によって
カロリーの高いものが
自給率の計算の中で
幅を利かせます。

要は肉と油脂です。

お肉を生産するには
飼料が必要で
油を絞るのには
原料が必要です。

この飼料と原料が
輸入が多いのです。

それも自給率に含まれます。

実際、畜産物の自給率は
カロリーベースでは16%ですが、
生産額ベースでは58%です。

油脂類の自給率は
カロリーベースでは3%ですが、
生産額ベースでは47%です。

それが自給率全体の
足を引っ張るのです。

独特の計算方法によって
それが顕著になっています。

もしかして脅かされてますか

一般的な生産額ベースなら
日本の自給率は「67%」です。

4割切っているなんて
言われるのとは
ずいぶん印象が違いますね。

日本は先進国の中でも
そんなに悪くありません。

なんだか
意味もなく脅かされているだけ、
と感じるのは僕だけでしょうか。

海外の自給率も
カロリーベースと生産額ベースだと
全然!違いますから、
面白いですよ〜

ちょっと調べてみてくださいね。

海外のカロリーベースの数値は
日本が試算しているだけです。

先進国でトップと言われている
カナダなんて、
カロリーベース266%
生産額ベース123%
ですよ。

印象はガラッと
変わるはずです。

あ、そうだ。。

自給率がいくら高かろうが
なんでもかんでも作れるわけでない
ってこともあります。

国、地域によって
作れるもの作れないものが
当然あります。

それでも
どうしても食べたいのなら
自給率の高い国であっても
輸入するしかないのです。

しばらく天気いいらしいですねぇ

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