らん藻がいない、土の中で腸活できない

今日配信のメルマガから
少しご紹介します。

 

メルマガ詳細

 

 

PPK100で逝こう!
===========

100歳過ぎまで元気に生きて、ピンピンコロリ!
略してPPK100~~
これを合言葉にしませんか~!

 

PPKは僕の夢ですから、
当然、PPKした先人たちのことを
調べたりするわけです。

あるいは話を聞いたりとか。

いろんな話があって
どれも素晴らしいんです。

その中でも
ルイジ・コルナロさんは
本も出てますし
わかりやすいですね。

『無病法/ルイジ・コルナロ』
https://amzn.to/33SbYXE

 

14世紀のイタリアで
102歳まで元気に生きて
PPKを成し遂げた
僕の憧れの人、なのです。

本の内容は
少食、節食で
あらゆる病気を克服して
健康になる、という感じ。

ルイジ・コルナロさんは
貴族でした。

毎晩の暴飲暴食のせいで
40代であらゆる病気になり
死にそうになるんです。

それで極少食の生活に改めたんですね。

そのおかげで
本の執筆を始め
公私ともに充実した人生だったようです。

80歳を超えても
乗馬や登山、声もハツラツ、
愉快な気分で歌い出し、
好奇心旺盛で晩年まで学びを続け
戯曲や論文を発表して。。

凄すぎます。

14世紀ですよ?!

そして、本の文章からも
溢れる自信や人生を楽しむ様子が
伝わってきます。

Amazonのレビューも
なんとも澄み切った空気が流れています。

こんな平和なレビュー欄
なかなかありません。

みんな少食を実践して
体も心も落ち着いて
本の感想を書いてるから
荒れないんでしょうか。

* * * * *

何をどれだけ食べるか。

これは体質や生活スタイルによって
人それぞれ、でしょう。

でもそれが人生を充実させるために
とっても重要なことである、
ということは間違いないでしょうね。

自分に合ったスタイルを
少しずつ追求していきたいと思います。

 

 

ピロール農法の「ピ」
============

美味しくて、元気、作物の中身が違う。
誰でも簡単にできて、地域や田畑を選ばず、1年目からできる。
持続性もあって、環境にも良くて、肥やしも安い。
そんな魔法のようなピロール農法のこと、少しずつお勉強しましょう。

 

ピロール農法では
土中のシアノバクテリア(藍藻、らんそう)に
注目します。

今週はこの藍藻について
お勉強しましょう。

参考文献は
『ラン藻で環境がかわる ― 劇的!農薬・ダイオキシン分解も』
酒井 弥 著
https://amzn.to/3rVBuD3
です。

まずは地球の歴史のお話です。

原始地球の大気は
火山ガスのようなものでした。

水素や窒素、二酸化炭素、水が主で
酸素は存在しませんでした。

27億年前に
葉緑素を持った藍藻が現れて
光合成によって酸素を放出し始めました。

それは反応しやすい鉄と結合して
後の鉄鉱石の元にもなったようです。

藍藻自体の化石は
30億年以上前の地層からも
見つかっています。

太陽光と水、二酸化炭素から
酸素をつくり出し、
それ以降の地球環境を演出した主役である
とのことです。

* * * * *

藍藻には
いろんな種類があるようです。
大きさや色、形態も様々で
1500種類も発見されているそう。

世界中至るところに分布して
温度に関係なく
湿っていれば海水でも淡水でも
空気に触れているところでも生育する。

熱い温泉にもいたり、
沼や湖、土の中など、
あらゆる場所にいるようです。

細菌の中でも
光合成する細菌はいますが、
光合成を行なって酸素を出すのは
「藍藻だけ」です。

藍藻は大気中の窒素を使って
アミノ酸をはじめいろんな有機化合物を作ります。

それが自然界の窒素の循環に
大きな役目をしています。

農業においても
田畑の肥沃化には欠かせないもの。

高品質、高収量を目指す農業には
もっとも重要なものであり、
無農薬農業の基本となるのが
藍藻の利用です。

* * * * *

原始の生物は
従属栄養生物、でした。

自分ではエネルギーを作れなくて
外から栄養を取り込む生物です。
僕らもそうですね。

そのころの地球に
酸素はありませんでしたから、
嫌気性の微生物です。

酸素があると生きられない、
酸素が毒になるような生物です。

それらが、アミノ酸などを栄養として活動
していたようです。

従属栄養生物の活動で
大気中の二酸化炭素が増えて、
また、地球上の栄養分が枯渇していき、
従属栄養生物は生存競争が激しくなります。

その頃から
増えた二酸化炭素を
エネルギー源とする
独立栄養生物が現れました。

自分でエネルギーを作り出すことのできる生物、
独立栄養生物です。

はじめは単純な光合成細菌、
さらに酸素を発生する藍藻が現れました。

藍藻が酸素を発生して
大気中に酸素が増えます。

それまでよりもはるかに高能率の
酸素呼吸生物が現れました。

この頃から
僕らの知っている、
酸素がないと生きていけない世界が
始まるんですね。

* * * * *

藍藻は独立栄養生物、です。

土の中で
太陽光(赤外線)と二酸化炭素、水を利用して
光合成してエネルギーを作り出し、
さらに酸素を出します。

そんなことができるのは
藍藻だけ、というわけです。

藍藻が活発なら、
エネルギー源と酸素がありますから
他の従属栄養微生物もたくさん増えることができます。

その環境が土の中で
細菌叢(さいきんそう、マイクロバイオーム)を
作る元になります。

みんな大好き、
腸内フローラと同じです。
腸活好きでしょ。

土の中も同じです。

そのトリガー、引き金、スタート地点が
藍藻、なんです。

* * * * *

何を植えても
根腐れする畑を
僕はずっと眺めていたんです。

なんでだろうな〜〜、と。

そんな頃に
ピロール農法の話を聞いて
ピンとくるきっかけになったのでした。

酸素が不足した土の中では
菌たちが活動できないってことです。

 

藍藻が好む状態に
土の状態を戻してあげるのが
ピロール農法、ということです。

 

メルマガ詳細

 

目次