なぜ、手植えの田んぼ?

年に一度のザ・田植え、
近づいて参りました。

3枚の田んぼのうち、
2枚は手植えでやっております。

これで4年目になりますね。

たぶん、その2枚は
ずっと手植えでするんじゃないでしょうかね。

手植えでしているのは
いくつか理由があります。

目次

機械が要らない

別に手で植えるからと言って
米が美味しくなるわけでも
品質がアップするわけでもありません。

手で植えても作業としては
思ったよりも大したことはない、
というだけで
田植え機を使うなら圧倒的に楽ですし、
中古の田植え機は古いやつは超安いのです。

4条の乗用タイプでも昔のシンプルなやつは、
5万円くらいで普通にありますし、
2条の歩行型なら1万円くらいで出てます。

田植えするだけなら
昔のシンプルなやつで全く問題ありません。

歩行型なら軽トラにも乗りますしね、
場所もとりませんしね、
最悪ひとりでも田植えできますよ。

2反くらいなら
丸1日かけてできるでしょう。

それでも、、

手植えを選択する=機械を所有する必要がない、
というのはメリットです。

メンテナンスが要らず、
保管場所も要らず、
今年もちゃんと動いてくれるのか、、
という心配も要りません。

機械を揃えるなら
田植え機に関しては優先順位は低いかな。

田植えは扱うもの=苗が
小さくて軽いのです。

稲刈りになると大きく成長して重いですから
作業は大変です。

機械を所有するなら、
稲刈り機(バインダーorコンバイン)が
優先かな、、と。

苗づくりが自由になる

田植え機を使うなら
苗づくりは機械に合わせてすることになります。

田植え機は機械的に
苗箱の隅から順番に爪でひっかいて
むしり取っていくだけです。

あまり大きくはできず、
育苗箱に蒔く種もみの量も決まってきます。

あまり太い苗、大きい苗は
機械にはセットできません。

除草剤を使わずに
いわゆる無農薬で田んぼをしたいなら
苗はなるべく大きい方がいいのです。

手で植えるなら
苗の大きさも作り方も
なんでもアリ。

育苗箱を使うかどうかすら自由です。

小さな田んぼなら
昔ながらの苗代でもオッケー。

田植えの時に手間はかかりますが
人が集まるならそれも問題ありません。

人が集まる

昔から田植え、稲刈りは
祭りなのです。

みんなで一斉にドワーっと
田んぼで作業するのです。

それはいわゆる、結いの景色です。

そういうのも
楽しいじゃないですか。

田んぼに関わってくれる人は
多い方が楽しいですよ。

今どき、手植えで田んぼをやってたら
自動的に人は集まりますから。

珍しがって、
なかなかできない体験ですから、
それ自体に価値が勝手に出ちゃうのです。

うちはお金もらいませんけども、
田植え体験でお金もらうところだって多いのです。

人によっては
体験型の農場に特化していくのも
おもしろいかもしれませんね。

そんな感じで
手植えにはいろいろメリットがあります。

僕の場合は将来、増える田んぼは
機械で対応するとおもいますが、
手植えの田んぼもこのまま残していくと思います。

なんか、楽しいじゃないですか。

去年の田植えの朝、まだ誰もいない田んぼ

ではまた明日〜
いつもご訪問ありがとうございます。

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