一番簡単な田んぼのやりかた?!

自分で田んぼをやる、、
なかなかハードルが高いのであります。

現代人は小さい頃に
田んぼを手伝った記憶もなく
都市部で生活していると
田んぼを見ることすらありません。

自分にどんな作業ができるのか、できないのか、すら
よくわからない状態でありまして。。

体を動かして仕事をすることも減っていて、
農作業のできる体力のある人も非常に少ないですね。。

ところで、、

僕の隣の田んぼを1枚だけやってる
オッチャンがいるのです。

オッチャンの田んぼのやり方は
なかなか省エネです。

まず、田植えまで、
全部やってもらいます。

田植えまでの段取り、
苗のことも、荒起こし、代かき、田植えも、全部です。

田植えが終わったら、
補植をしたり
水管理や除草やら
畦の草を刈ったり
除草剤を撒いたりと
その辺りは自分で作業しています。

そして、稲刈り以降も、また委託です。
稲刈り、乾燥、籾摺りの工程ですね。

あとは、袋に入った玄米でもらうだけ、、
って感じでしょうか。

大体の作業はやってもらうので、
トラクターも田植え機もコンバインも乾燥機も
大きな納屋も管理の手間も、
全部要りません。

これは、、
非常に省エネですね。

「自分で」田んぼをやる、
というのはどういうことなのか、、
なんて思っちゃうかもしれませんが、
オッチャンのそういうパターンも
僕は多いにありだと思うわけです。

目次

何ができて何ができないか

僕はなんでもかんでも自分でやってますが、、

そういうことができる人もいれば
できない人もいますし、
できる状況もあれば
できない状況もあります。

だから、、
臨機応変でいいと思うのです。

だけど、
やっぱり自分でやりたい!
ってことなら
自分に何ができて
何ができないのかを
見極める必要があります。

自分でできるならいいですが、
できないのなら、別の方法を考えるとか
誰かに頼むとか、お金で解決するとか、
ちょっと考える必要があります。

それを見極めるためには経験が必要です。
修行期間とでも言いましょうか。
作業方法の引き出しも多い方がいいでしょう。

しかし、、
忙しい現代人はそれも大変ですね。。

それでもやっぱり田んぼがやりたい、、
でしょうか。

一旦、いろんなこだわりや思い込みを
横に置いて、考えてみましょう。

とにかく田んぼができて
一年米を食べられるならそれでいい、ってことなら、、

例のオッチャンをさらに進化させて、
極限まで田んぼを人まかせにする、
というのもありかもしれません。

こだわる部分はどこか

僕が田んぼをやるとしたら
絶対に譲れないのはピロール農法ってことです。

でも、ピロール農法って簡単で、
ピロール資材を撒けば
それでピロール農法なのです。

あとは普通に田んぼをすればいいのです。

だから、特別なことは全然なくて
ピロール米を作ること自体は
別に難しいことではありません。

僕じゃなきゃできない、、
なんてことは全くなくて、
誰だってできるのです。

というわけで、、

農家の方に田んぼ1枚分の米を売ってください、
って頼むってのはどうでしょうか。

農家の方にはいつも通り田んぼをしてもらって
ピロール資材だけピョイっと撒かせてもらえばいいのです。

それでピロール米になるのですから。。

いやいや、それじゃ全然自分でやってないじゃん、、

いいのです!
ピロール米ができて一年食べられるなら、それでオッケー!
極限まで省エネするのです。

いつもやってる人にいつも通りやってもらう

農家はいつもと違うことをするのを嫌がる人が多いです。
なので、いつもどおり同じように田んぼをしてもらいます。

ピロール農法のキモ、
ピロール資材はこっちで撒いてピロール米にします。

だから、農家的に手間になるのは、
収穫と乾燥をその田んぼだけ
別にしないといけないこと、です。

他の田んぼの米と混ざっちゃうと
ピロール米がどこかへ行っちゃいますから。

そこだけクリアできれば
農家側にデメリットは無さそうです。

一般的に、
収穫後は乾燥機で籾を乾燥させるわけですが
乾燥機のサイズの問題があります。

乾燥機が大きいと
籾の最低量も多くなりますから、
少なすぎる量だと乾燥機を動かせないのです。

大規模農家に頼むのは
ちょっと厳しいでしょうね。

あとは元肥は3割ほど減らしてオーケー、
追肥はピロール資材撒くから要らない、
中干しはできれば軽めでお願い、
くらいでしょうか。

肥やしが減るのは農家側にはメリットです。
ピロール資材代はこちらが負担します。

あとは農家にいつもどおり、
田んぼをしてもらえばいいのです。

たぶん、、ポイントは
素人があーだこーだ言わないこと。
除草剤を減らせとか
防除の薬がどうとか、
そんなことはプロに任せるのです。

いつもと違うことを
部外者に言われてやるってめんどくさいでしょう。
そこにこだわるなら
そもそも減農薬でやってる農家に頼んだ方が早いでしょう。

さて、こちらで用意しないといけないのは
お米を保管する保冷庫と売り先です。

田んぼの広さによりますが
自家用+販売する分くらいはあるでしょうから
事前に新米の予約を取ったりしておきます。

ピロール米のことを喋りまくって
なんなら僕の動画でも本でも見せて
興味を持ってくれた人に
市場価格よりも少しお安く分けてあげましょう。

一般に普通米の買取価格はすごく安くて、
かつピロール米は市場価格が高いですから、
元を取るのはそんなに難しくないでしょう。

田んぼ1枚お買い上げ! ってわけです。
そんな田んぼはどうでしょうか。

ピロール農法なら、
片手間のプチビジネスとして成立させるのも
そんなに難しくなさそうです。

仕事の内容としては、
ピロール米を毎日食べて美味いな〜と思う、
ピロール米を欲しい人を探す、
ピロール米を知らない人に啓蒙する、
って感じになるでしょうか。

取らぬ狸の、、

なんとなく計算してみましょう。

田んぼの広さが1反だとして
反収7俵(1俵=60kg)としましょう。

1俵あたりの買取価格は
全国全銘柄平均で13,000円くらい。

そこを1俵20,000円の買取で
提案してみたらどうでしょうか。
ちょっとサービスし過ぎかもしれません。

1俵7,000円高くなるとしたら、
7俵で49,000円の増収ですから
農家的にも悪くないかな、、と思うのですが。

ピロール資材は
年間、1反あたり6袋(120kg)撒きます。

価格は地域によって送料とかあるので確認してください。
1袋3000円〜4000円くらいで1反あたり2、3万円でしょうか。

7俵用(=14袋用)の保冷庫は
新品だと15万円くらい。
電気代は月に数百円、千円はいきません。

自家用が2俵として、
残りの5俵を販売します。

700円/kgで販売するなら
1俵=60kgで42,000円です。

完売できれば
42,000円×5俵で21万円の売上です。

ピロール米なら、
そんなことをしても
元を取るのは難しくないのです。

ちなみに、、

お米の保冷庫は新品で買うと高いですが、、
たまにいい話があったりします。

今もそんな話がないこともなくて、、
ご興味のある方はご連絡くださいませ。。

離農する方がいるらしいのですよ。。

夕暮れ時、あまりにも緑の色が綺麗だったのでパチリ。
だけど全然表現できません、、

ではまた明日〜
いつもご訪問ありがとうございます。

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