シリーズ・メルマガを振り返る【第6号】

最近、書くのが億劫なので、
昔のメルマガを順番に見ていきます。
そのうちにまた新しく書きたくなるでしょう〜〜

2022/1/19のメルマガから転載です。

目次

ピロールが循環する話

ピロール農法の「ピロール」って
なんですか〜〜

ってよく聞かれるんですが、
なかなか難しくて。。

化学の話なんですが、僕苦手なんです。

ピロールというものが
食物連鎖の中を循環しているのです。
その循環が滞っているなら
もう一度流れるようにした方がいいでしょう。

今日は、たぶんこんな感じ〜
という概念で書いてみます。

* * * * * 

世界は循環しています。

例えば、水がグルグルと世界を回っています。

雨が降って
大地を濡らして
川になって
海へ流れて
雲になって
また雨になる。

この世界では水だけじゃなくて
いろんなものがグルグル循環しています。

ピロールもそんな風に
世界を循環しています。

いろんな循環が絡み合って
世界はできています。

* * * * * 

ピロールも循環の一つです。

そしてピロールは
水や空気と同じように
僕らの体と密接に関わりがあります。

ピロールは化学式で
C4H5Nと書くそうです。

と言われても、
僕は化学が苦手なので
これ以上難しいことは書きません(書けません)。

これが5つ繋がって
輪っか状になっていると
真ん中にどんな金属が入るかによって
いろんなものに変化します。

変化しながら食物連鎖の中を
循環していきます。

Mg(マグネシウム)が入ると
クロロフィル(葉緑素)になります。

それが体に取り込まれると
Fe(鉄)が入って
ヘム(血液)になります。

血液の中で2ヶ月ほど使われてから
輪っか状のピロールはバラバラに崩れて
排泄されます。

排泄されたピロールが土に還ると
土中のシアノバクテリアを中心とする
微生物叢によって
また輪っか状に戻ります。

再び、葉緑素になっていきます。

* * * * * 

植物から動物へ。
排泄されて土中の微生物たちへ。
微生物から植物へ。

ピロールはバラバラになったり
いくつかくっついて
輪っか状になったりしつつも
世界を循環しています。

その循環の原動力が
土中のシアノバクテリアというわけです。

そして現在
シアノバクテリアが弱って休眠しているから
循環が滞っているんです。

これが大問題なんです。

ピロール農法は
そんな土の環境を改善して
シアノバクテリアにもう一度
活躍してもらいましょうってことです。

シアノバクテリアが
循環のエンジン、ポンプ役なんです。

それが止まっちゃったら
全部、ダメでしょう〜〜

人間が手を貸す

メルマガからの転載でした。

木々の葉っぱは新緑から
紅葉シーズンに赤になり、
黄色くなって枯れていきます。

作物を食べると
血液(赤)となり、糞尿(黄)となり
排泄されます。

なんだか色の経過が似てるんですよ〜〜

植物は枯れて、ピロールを土に還します。
動物が植物を食べると、
ピロールは血液になり、糞尿になり土に還ります。

なんか、すごくないですか!

植物は世界を循環しています。
動物も世界を循環しています。

ひるがえって、僕ら人間はどうですか??

現代では
なんだか世界の循環から
外れちゃってる感じがするんですが、
どうでしょうか。

循環の中で出来た作物を食べる、
そんな作物を作ることで
僕らも循環の輪に
参加できるような気がしませんか。。

現代人の糞尿が土に還らないのは
マ〜今のところ、仕方ないでしょう。

江戸時代はそれも循環させていたわけで。

そのうち、そういうシステムを
今風に復活させることもできるでしょう、
知らんけど〜〜

ではまた明日〜
いつもご訪問ありがとうございます。

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