「思う」と「考える」/ 3つの問い

今日もまた
ややこしい話を書きます。

未来の生き方をしたいなら、
「考える」ということが必要です。
だけど、残念ながら
ほとんどの人は考えていません。
みんな考えているつもりで、
実際には思っているだけなのです。

「思う」と「考える」は全然違います。
その違いは何でしょうか?
今日はそんな話。

* * * * * 

いつか誰かに聞いたことや、
教科書に書いてあったことや、
習慣や慣習や常識や、
親に教えられたとか、
そんなことが頭の片隅にずっと貯まっています。

誰に聞いたかとか、
それ自体はもう覚えてないかもしれません。

だけど、自分ではそう
「思っている」ということです。
一人一人の普通は全然違いますが、
その源泉が「思っている」ということです。

そして世の中の議論は、
ほとんどがこれです。

自分が思っていることを、
それぞれに主張しています。
そのとき、誰も、考えていません。

俺はこう思う、お前とは違う。
そんなことを言い合っています。

過去の経験や知識を取り出して
それを披露するわけです。
そして自分はそれを信じている、
と宣言しているのです。

だけど、残念ながら、
思っていることが本当に正しいとは限りません。

そんな、
本当は正しいかわからないやりとりが
ずっと続いています。

* * * * * 

「思うこと」を「考える」とき、
必ず自分の立ち位置が必要になります。

違う角度から見れば
また違う解釈になるからです。

立ち位置によって、
180度逆の全く違う解釈が
常に存在します。

あることについて、
素晴らしいことだ、良いことだ
と言う人もいれば
そんな事はダメだ、悪いことだ
と言う人がいます。

そんな正反対の意見は
ちょうど半々に分かれることもあれば、
多数派と少数派に分かれることもあります。
どんな時にもその善悪の観念は、
コインの裏表のように必ず存在します。
切り離すことができないからです。

だから、考えるときには必ず、
「こういう立場で考えるなら」
という前提条件が必要です。

前提条件は一人一人違います。
そして時代や状況によって刻々と変わっていきます。

だから、
前提条件を常に考えることが必要です。

それは物事に対して
どういう立ち位置から見ているかを
常に把握する、ということです。

* * * * * 

だけど、前提条件を気にすることなく
思っていることばかりを言い合うから
議論はいつも平行線です。

世の中の議論はほぼ、これです。

重要なのは
お互いの立ち位置が違う、
ということに思いを馳せることです。

その前提条件の塊、集合が
観念です。

また出ました。
みなさん耳タコの観念です。

一体それがしょぼい百姓と
どんな関係があるのか、、
という人もいるでしょうが、、
いや〜すいません。
話はまだ続きます。

* * * * * 

観念は人によって
時代によって、状況によって
どんどん変わっていきます。

観念が変わっていくから、
同じ事柄でも
時代や状況が変われば
それに貼られた善悪のラベルは
簡単にひっくり返ります。

人をたくさん殺すことで
英雄になる時代、状況もある、
ということは想像がつきます。

今日の善いことは
明日の悪いことになることさえあります。

それはなぜか、、
そしてそのもっと奥にあるものを
考えるのです。

* * * * * 

「考える」とは、
時代や状況やあらゆることが変わっても
変わらないものに思いを馳せることです。

そんなもの、どこにあるんでしょうか。

あらゆるものが諸行無常、
移り変わっていくのに、
いついかなる時にも正しいなんて、
そんなもの、本当にどこかにあるんでしょうか。

でもそれは、あるんです。

それは言語化できないし、
見えないし、手にも取れませんが
必ず、存在します。
存在しないことは絶対にありません。

その答えだけは
初めから決まっています。

そこに至る道筋が
人それぞれ違うだけのことです。

それぞれのパズルを解くのです。

それが「考える」です。

* * * * * 

時代や状況が変わっても
全く変わらない
「本当のこと」があります。

それを知ることができたとき
議論は、本当の議論になるでしょう。

ま、そのときには
問題は問題ではなくなり
答えを出す必要も
なくなっているかもしれませんけども。

* * * * * 

それは哲学的な問いになるかもしれません。

宗教やスピリチュアルっぽくて、
嫌だなと思う人もいるかもしれません。

わけがわからなくて
頭が爆発しそうになるかもしれません。

だけど、いつか、それぞれが、
それについて考える必要があります。

その共有が未来を生みます。

* * * * * 

人生に余裕があるならば、
誰もが問える、3つの問いがあります。

「幸せとは何か」
「生きているとは何か」
「自分とは何か」

これについてぜひ、
一つ一つ順番に
「考えて」みてください。

全てのことは
この3つの問いに集約されます。

未来の根幹はここにあって、
ここさえわかれば
そのほかは枝葉となるかもしれません。

全てはそこから導き出されます。

* * * * * 

繰り返しでめんどくさい人ですいませんが、
思うと考えるは違います。

時代や状況、人やタイミング、観念、立ち位置、、
全ては変わっていきます。
それでも変わらない何かについて、
それを考えるのです。
それが「本当のこと」です。

極論ばかりですが
「人を殺してはいけない」は
「本当のこと」ではありません。
時代や状況によって、
それは本当になったり
嘘になったりするからです。

ただし、僕は
「人を殺してはいけない」と
「思って」います。

* * * * *

宇宙が始まって以来、
そして未来永劫に至るまで、
変わらないものとはなんでしょうか。
それを考えるのです。

時間のある時に、
頭が爆発しない程度に
ゆっくりとどうぞ〜

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ではまた明日〜
いつもご訪問ありがとうございます。

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